ケイトのブログ

カテゴリ:社長のつぶやき( 2 )

キネマの神さま仏さま② 「招待券をねだる少年」by永遠のシネマキッド

 Z少年が視線を感じた先には、おばちゃんが番台の横に立っていた。ほっそりとして粋な感じの人だった。もちろんさくら湯のおかみである。当時銭湯の入浴料はおそらく数十円だったと思う。毎日行けるほど裕福ではなかった。たぶん母親から「○○、行っといで」と言われないと行かなかったと思う。そのさくら湯のおかみから「ちょっと坊や、映画見る?招待券あげるよ」と言われたのである。その記念すべき1回目の招待券で何を観たのか…。残念ながら覚えていない。昭和40年頃の話であるから東宝の若大将シリーズか怪獣ものだったに違いない。それからというものZ少年はさくら湯に行くと銭湯のおかみに招待券をねだるのであった。純情かつ万事につけて控えめな性格の少年が、かくも積極的な行動に出るとは!
 思春期のパワーと映画の魔法は田舎の少年をめくるめく妄想の世界に誘うのであった。つづく
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by creativekate | 2015-09-09 11:44 | 社長のつぶやき

キネマの神さま仏さま① 「ポスターをじーっと見る少年」by永遠のシネマキッド

 映画の出会いは、幼少の頃父親に連れて行かれた石原裕次郎の映画。たしかボクシングをテーマにした映画だと記憶してるが、殴り合いのシーンが怖くて映画が終わるまで後ろを向いていたのを今でも半世紀以上経ってもはっきり覚えている。そんな少年が中学生になると人並みに好奇心旺盛になっていく。当時、家には風呂がなくもっぱら入浴は近くの銭湯「さくら湯」に行っていた。脱衣所には映画ポスターが5、6枚は貼ってあったろうか。東宝、国際、パール、松竹、東映…。封切り、ロードショー、2本立ての文字が目を引く。Z少年はその銭湯に行くたび映画のポスターをじーっと見ているのであった。そんなある日、番台の方から視線を感じる。 つづく
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by creativekate | 2015-07-21 17:41 | 社長のつぶやき


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